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春の配色・花々

色の要素を分解すると
「色相」「明度」「彩度」の3つに分かれる

「色相」・・・色の名前 赤、黄、青、赤みの黄(=オレンジ、だいだい)etc
「明度」・・・色の明るさ
「彩度」・・・色の鮮やかさ

 色相 

純色(ビビットトーン)のカラーサークル(便宜上、24色または12色で表現)

カラーコーディネーションレッスンー色相環

この純色(PureColor)に明度と彩度のに変化をつけたものが、たくさんの色として存在する



「明度(色の明るさ)」+「彩度(色の鮮やかさ)」の複合概念が
 “トーン” (色調) 
トーンは色のイメージを言葉にしたもの


「赤(V2)」に明度や彩度の変化を付けた様子 ↓
(“面”で表現した状態)



PCCSでは便宜上、12のトーン に分けて考える
(“点”で表現した状態)↓
カラーコーディネーションレッスン

カラーコーディネーションレッスン

純色に黒や白を混ぜながら色の変化を付けていくと、
その色がもつイメージがどんどん変化していきます



(トレーシングペーパーでトーン図の上に重ねて置くイメージをして頂くとわかりやすい図です)

 

彩度でかなりイメージが変わります!

高彩度領域では12色に分けた場合は隣り合う色でも違いが分かる。
中彩度→低彩度と色の純度(彩度)が下がるにつれ、色の主張が減り、隣り合う色との違いが分かりにくくなる。

高彩度の色を複数用いるのにはルールやテクニックが必要だが、
彩度が下がるにつれ、多色使いでもまとまりやすくなる。

↑ 東京堂様にてイースターのディスプレイをさせて頂いた時の作品の1つ
https://parc-floral.biz/2020/02/01/3741/



自分の感覚だけに頼ると、他とズレている場合もあるため、
客観的なデータを集めた配色のテキストなども活用すると便利です
(今は様々な配色ブックが登場しています)
↓ ↓ ↓ 



【春】のイメージ、「春らしい」とは
明るさ、初々しさ、希望、伸びやか、柔らかい、穏やか

四季を人生に例えた時、春=子供
→(子供のイメージから)可愛らしさ

 


 春の花々 


春の花々

画像の他に
チューリップ、スイートピー、アネモネ、ラナンキュラス、クリスマスローズ、フリージア、サクラソウ、マーガレット、スズラン、菜の花、タンポポetc・・・

❁ 花弁が薄く繊細で、波打つ(フリル)形状のものも多い
透明感・ガラス質

季節やイベント(行事)を代表する色

春・・・薄いピンク/日本 イエロー/欧米
Easter・・・イエロー、ピンク、ブルー (ペールトーン、ライトトーン)



春をイメージさせる色はピンクやイエロー、新芽のライトグリーンなどが一般的


(EggHunt風景)

ちなみに
Halloween・・・パープル、オレンジ、ブラック
Thanks giving・・・オレンジ、イエロー、ブラウン
Christmas…ホワイト、ゴールド、グリーン、レッド

※他のイベントを代表する色は使用しない方が無難なこともある
(そのイベントを連想させてしまうため)


今回のブーケに適した花材

①スワッグタイプ
●先端の細いフォルム
カラー、バラ(剣弁高芯咲)、チューリップetc

●ライン状
デルフィニウム、ラベンダー、スイートピー、ミモザetc

②ラウンドタイプ
●お花の面が平たいフォルム
オールドローズ、ラナンキュラス、ガーベラ 、etc

●スプレー状
カスミソウetc


2018-01-20 | Posted in ブログComments Closed 

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